キミの苦しむ顔は僕の性欲を駆り立てる材料でしかない。 キミが苦しげな声で僕にすがり付いて、その瞳から涙を零すと僕の胸からうずうずと沸き立つ、ある感情。 「.....っ、ふう...あっ!!」 瞳に涙を溜めて、僕にすがりつくキミ。腰を高く上げて、僕からは接合部分が丸見えな状態だ。 そんな事に気づいているのか、いないのか、キミは苦しげな声をあげつづける.... その顔が僕を直接的な行為よりも遥かに悦楽に導く。 そう、その顔が。 僕がこんなふうに思っている間にも、キミは接合部分を血と精液の交じり合ったピンク色の液体で濡らしながら、腰を振っている。 欲しがってばかりのその様子に、何となく嫌になって僕はそこから自分のモノを抜いた。 「あ...ひゃぁっ...やだぁ!」 キミは物欲しそうな声で喘ぎ、僕のほうによっかかってきた。 冷たい目でキミを見つめてみたが...キミは臆する事もなく、潤んだ瞳で僕を見つめてきた。 その態度も気に入らなくて、キミをベットから落とした。 どさっと鈍い音がして、君は裸のまんま、あのピンク色の液体を撒き散らしながら、床へと転がった。 痛そうだなぁと覗いて見ると、体をさすりながらキミは起き上がった。でも、僕を怒っている様子はない...。 ただ、潤んだ瞳で見上げてきただけだった。 僕はキミを殴った。 何で? そんなの無意識に決まってる。さっきの音より、明らかに大きな音がパーンと強く響いた。キミはまた、どさりと転がった。 よく見ると、その口からは血が流れている...。 僕は笑った。いつも、あのナルト達の前ではとてもできないような笑みで。 まだ、転がっているキミを掴むと、血でもっと赤くなっているキミの唇に強く口付けた。 「...ん...ふぅ...」 鼻にかかった甘ったるい声で、キミが鳴く。わざと、傷のところを舌でいじって..反応を見てみたり..。 キミの小さな舌を絡めて、舐めあげて、苦しげに鳴く声を聞く。 傷を舐めるたびに震えるその体が愛しくて、また、深く口付ける。 そのうち、上も下もピンク色の液体でびしょびしょに濡れてきた。 ...キミの体は本当に締まりがないなぁ。 「キスだけで感じる?」 僕がそう言うと、キミは憎憎しい目で僕を見上げた。 ドクン 胸に疼きが走る。その衝動のまま、僕はキミの居る床に下りると、そのままキミを貫いた。 「あっ、あああああああああ!!!!」 キミの悲鳴が届く。その声に煽られて、もう....止まりそうにもなかった。 挿入してから、君の息が整うのも待たず、僕は激しく動き出した。 「あっ、あああ ひぃ...いたぁ...」 肉の裂ける感触がして、ピンク色の液体が、引き出す度に赤く染まっていく。だからってやめはしない。 僕は抽挿を繰り返した。血と何度か吐き出した僕の精液でキミの中はグシャグシャだった。 その滑りの良さに任せて、何度も何度も奥を貫く。痛いはずなのに、やめてほしくないと絡みつくキミの肉。 「淫乱だね」 僕が揶揄するように笑うと、君は 「そんなことないっ!!」 と掠れた声で言ってきた。 キミはまだわからないんだ...。 そういうキミの態度が何よりも僕を欲情させるのだと...。 僕は抑えきれない衝動のまま、キミを何度も突き上げる。 「ああっ...あん...ああ」 キミも僕の行動に対して、素直に喘いでくれる。 −いつもキミが僕にこんなふうに接してくれたら− 僕は修行中のキミを見ただけでも欲情する。 キミが辛い修行に耐えている姿を見るだけで、うずうずと湧き上がってくるものがある。 今日のキミも今日のキミで、僕を最高に誘ってくれた。 だから、これはそのお礼。だから、たっぷりもらってくれるよね。 そんなこんなしているうちに、キミが果ててしまった。 はあはあと荒い息遣いで、僕を見上げてくる。僕はその顔を僕を誘っているのだと、とった。 そして、また激しく動き出す。 「ああ!? はっ..ああああ!! ちょ..っと待て!!」 キミはそういったけど、よく言うでしょ。 『嫌というのは気持ちいいってことなんだって』 だから、僕は止めないで動く。 ぐちゅぐちゅ 部屋いっぱいに卑劣な音が響く。 「この音...聞こえる? ここからしてるんだよ」 僕はキミのソコへ指を差し込んだ。すでに僕のを飲み込んだソコは無理だとばかりに僕を押し返してくる。 気にせずねじ込むと、爪が中に擦れた。また、裂けたかもしれない。 「あづっ! .ひぃあぁ」 「聞こえるよね?」 僕はその指で君の中を掻き回す。抽挿をゆっくりにし、わざと音の聞こえるように。 「やめろ...あっ...やめろ.」 キミは少し顔を赤らめた。 「でも、気持ちいいでしょ。指とコレで弄られながらその音を聞くのって...」 僕は動くのを止めて、キミを見つめる。君の顔の朱がさらに強くなる。その顔、ひどくソソる。 「気持ちいいよね?」 僕は耳元で呟く。その途端、君がきゅっと締め付けてきた。 「こんなのでも感じちゃうんだ。 やっぱり、淫乱だね」 側の耳たぶを甘噛みすると、キミは小さく吐息を漏らした。 「違う」 キミは震えている。 「『違う』? 本当に? シテ欲しいこと言ってくれなきゃ、僕は何もしないよ」 僕は君に語りかける。キミはまだ、震えている。 「どうしたの?」 「...け」 「ん?」 「...ごけ」 「もうすこし、大きな声で言わなきゃ聞こえないよ」 「うごけっっ...」 キミはそう言って、また黙った。プライドの高いキミがこんなことを言うなんて。僕はまた笑う。 そう、プライドの高いキミをその高みから突き落とすのが楽しくて仕方ないんだよ、僕は.... もっと鳴いてくれ もっとその涙に濡れた瞳を僕に見せてくれ もっと僕を快楽に導いてくれ もっと もっと もっと もっと もっと 僕は細かく、奥のほうには届かないように動く。キミは喘いでいたが、どこか不服そうだ。 「どうしたの?」 僕にはキミがどうして欲しいのかなんてすぐわかる。だけど、してあげない。 求めるキミが...プライドと戦うキミが何よりも見ていて面白いから...。 キミの苦しそうな顔 やっぱりソソる。 「もっと、奥までっ.....」 キミは涙を零しながら、僕にすがり付いてきた。 「よく、言えたね」 僕はキミに聞こえない程度の声で、キミに呟いた。 それから、激しく動く。その動きにあわせて、キミの掠れた声もだんだん大きくなっていく..。 何度も何度もイったくせに、キミのあそこはそそり立っている。 やっぱり、淫乱な体をしてるなぁって喘ぐキミを見つめる。 こんな体にしたのは僕なんだけど... 「はぁ...ふぅ...あああああ」 君の声もだんだん切羽詰ってきて、もうすぐイクのがわかる。 じらしてやろうかとも思ったけど、僕のほうもこれ以上は無理そうだったから、そのままキミを突いた。 何度も出し入れして、その度大きく突いて...。 そうしていたら、キミが果てた。僕もキミの中に、注ぎ込んだ。 キミは体力を使い果たしていて、そのまま意識を手放した。 最後の意識がなくなる前に、一言 「カカシ....好きだ」 と呟いて..。 じっくり眺めてみると、キミの体はぼろぼろだ。精液にまみれてて、あちこちから血が吹き出している。 キミがこんなにも弱っている姿を見るのも、僕は...好きなんだけどね。 ぱたりと力が抜けて横たわっているキミの、汗で引っ付いたその髪を優しく撫でてみる。 キミは夜しかこんな顔をしてくれないね...。 僕はキミをこんなにも求めているのに。僕のこの独占欲でキミを縛ってしまいたい。 キミをどこかに監禁して、毎日のように君の苦しむ顔が見れたら、どんなに幸せだろう...。 優しく髪を撫で、そして頬を撫で、やわらかくキスを施す。 「ん...」 キミがコロンとこっちを見た。 僕はもう一度、髪を撫で、そして、呟く。 「僕は愛してるだとか好きだとかは言わないよ」 僕はキミの隣に寝転がって、その華奢な体を優しく抱きしめる。 「僕はそこまで優しくない。でも、それでも、キミはいいのかい?」 そう耳元で呟くと、キミはぎゅっと僕を抱きしめてきた。 「キミもなかなか物好きだね」 お礼に今度、もっと虐めてやろうと思った。 それが、僕の愛情表現だしね。そんな僕がキミは好きなんだろう? キミに嫌われても....僕はキミを手放す気はないからね。 僕は強く強くキミを抱きしめた。この手の中から二度と離さぬために。